パークファクター補正とは

2/15にWARの算出計算式の変更がありまして、パークファクター(以下pf)による成績の補正のかけ方が変わりました。WARの算出はDELTAさんのサイトを見ていただくのが一番理解が進むと思うのですが、打撃、守備、走塁、ポジション補正、パークファクター補正、リプレイスメントレベルに合わせた補正のこの要素で行います。リプレイスメントレベルにあわせた補正とは打撃、守備、走塁評価は全て、平均的な選手との差で評価を行いますが、WARはWins Above Repalcementというように最終的な評価はリプレイスメントレベルの選手と比べての評価です。それに合わせて補正する必要があります。詳しくはこちらを見てください。

今回の話題はほぼお知らせに近い形なのですが、pf補正のかけ方が変わったことによって、選手のWARも変わりました。パリーグを中心に書いていくつもりですが、その中でこのpf補正のかけ方を変えたことによってチーム全体のWARや選手のWARが大きく変わったチームが2チームあります。ロッテと楽天です。どういう風変えたのかというと、今までのpf補正はその年の得点pfによって補正をかけていましたが、今後は過去3年までその球場の得点pfをさかのぼって補正をかけるようになりました。こちらのサイトの過去3年分のpfをご覧いただければわかると思うのですが、pfがぶれることは珍しくありません。特に、楽天生命パークは21年はかなり投高球場でしたが、20年は打高球場であったりとその年ごとで球場の得点というイベントの起こりやすさは違います。そのため、個人的には何年かのサンプルの平均の方が良いのかなと思っていましたが、今後は過去3年のpfから計算するそうです。その中で21年のpf補正のかけ方と21~19年の平均を取ったpf補正とでWARがかなり変わったチームがロッテと楽天というわけです。他の選手も微妙に変わったりしているのですが、この2チームは結構WARの値が違います。何が言いたいのかというと、すでに紹介したWARと今の時点のWARの数値が違いますよって話です。とりあえず報告です。

過去3年ごととその年だけのpfで補正をかけるのかについてですが、1年ごとの補正の方が、若干ギャップが生まれやすいのかなという気がして、3年ごとの方がそのギャップが小さいのかなってだけの印象です。ちなみに今回の補正の変更によってどれくらい変わったのかというと、ロッテの例で言えば、中村奨吾のWARは4.5→5.2で、同じくロッテの小島投手は2.7→2.2などです。ロッテ限定の話では言えば、野手は全体的にwarが上がりました。逆に投手は全体的に落ちました。変わりすぎだろって思うかもしれません。まぁこれは仕方ない部分はあって、zozoマリンのpfは2021:1.15で、2020:1.12で、2019:0.95です。これでは、21年の成績だけで補正をかけるのとでは、成績は変わってきてしまいますよね。なお、zozoマリンはテラス開設を行いましたが、2019年にはテラスはついているので、これに関しては問題ないはずです。ここまで変わると、今までの記事で下した総合評価とこのWARの違いで問題があるかに思われるかもしれませんが、現状僕の考えでは問題ないと思ってます。ロッテが今後テコ入れしなきゃいけないのは野手で、投手はパーツが揃ってきているという考え自体は変わりません。pf補正のかけ方が変わっただけで選手が残した他の成績が変わったわけではないので。楽天もあんま変わりません。この変更によって、今まで下した評価に大きな破綻があるとは考えてません。あとでwarの編集するかどうかは考えときますが、記事の内容自体が大きく変わることはないと思います。

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