千葉ロッテマリーンズ 2022年 優勝への展望

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こんにちは。ロッテファンらしくロッテに特化した記事でも書こうかなと思ったので。西武の野手がまだですが、その内出します。結構内容に困ってます。

僕の贔屓球団である千葉ロッテが優勝を目指すために必要なことなど、目指したい具体的な数字などを考えていこうかなと思います。各ポジションを21年の成績や補強から振り返る記事は既に書いたので、こちらを読んでいただければなと思います。

セイバーメトリクス的な話はちょっと多いかもしれませんが、そんなややこしい指標を使って話すわけではないので気軽に見ていってください。

優勝するために必要な得失点差

2014~2021年の優勝チームの平均勝率は.597で、約.600程度が必要となります。勝率.600に必要な勝利数は86勝(143試合で引き分け無考慮)となります。そして、2014~2021の優勝チームの平均得失点差は112.125点です。目指すべき得失点差はだいたい112点ということが分かりました。

ちなみに得失点差1位のチームの優勝確率は2014~2021のデータでは16チーム中13チームなのでかなり相関は強いです。そのゲームに勝つのが眼前の最大の目標でしょうが、長期的に勝っていくにはやはり得失点差が高い必要があります。

2021年の千葉ロッテの得失点差と貯金の推移を表したグラフがこちらです。

やはり相関は強いですね。なぜか5月26日近辺は得失点差は増えているのに順調に貯金を減らしていますが。

前半戦から8月まで得失点差では+20~+30程度をずっと推移しているにも関わらず貯金が最大4というような若干下振れ状態でしたが、8月後半から9月中旬にかけて一気に貯金を増やしています。ですが、そこからの9月の終盤から10月の戦いの苦しさを物語ってますね。一時最高57まであった得失点差は大量失点で負けるゲームが増えたことで最終的に14まで減らしています。ただ、得失点差がすごい勢いでマイナスなっていきましたが、貯金は最低10までしか減らしなかったようです。

千葉ロッテの強み、弱み

まぁ各ポジション分析記事で書いたのですが、一応ざっと紹介しておこうと思います。ざっとなので各種指標を見たい方は上記リンクから記事を見ることをおすすめします。一応そっちにも書いてないことも書いたので、良ければこっちも見ていただけると嬉しいです。

先発

質はともかく、一軍で使える枚数は12球団でもトップレベルです。佐々木朗希だけが別格の指標を叩き出していますが、それ以外のローテーション投手が1枚2枚抜けることはそこまで大事にならないと思います。

その問題の質ですが、佐々木以外で指標が良い投手は鈴木ぐらいで、ロメロと美馬が平均クラスです。被弾も多いためお世辞にも良い質とは言えません。ただ、21年こそ不振に終わった二木は通算の指標はリーグの平均よりも良いほうですし、復活できればかなりプラスになるはずです。河村も2軍の内容的にはもっと伸びてもおかしくないと勝手に評価してます。先発の枚数は揃いすぎてるくらいなので、鈴木や岩下がリリーフを回すのではと言われていますが、彼らの能力の問題ももちろん関係ありますが、チーム事情も関わってきます。首脳陣がどのように考えているのか分かりませんが、個人的な意見として鈴木をリリーフを回すのはかなりもったいないのかなと思ってます。リリーフに回すのならば勝ちパターン以外での起用は宝の持ち腐れと思ってます。それくらい高評価してます。とにかく彼の場合は使わないこと自体が損なので起用法を固めてほしいです。

21年は美馬、二木の不振、石川の手術、西野種市がいないことで相当苦しみましたが、22年にかけて先発が明確なウィークポイントにはならないのかなと思ってます。

リリーフ

益田は明確な強みでしょう。不安要素は勤続疲労でしょうか。あとは、長い間一軍にいた投手で三振を取れる投手が益田と小野しかいないのが気になるところです。ただ、それでもあまり問題ないと思ってます。横山や東妻など比較的指標の良い投手もいますし、先日オープン戦に登板し好投した廣畑や八木も恐らくリリーフで考えられているでしょうし、唐川、佐々木千隼や国吉といった21年の勝ちパターンを支えてくれた選手たちがダメだった場合でもなんとか計算できる選手は用意できてるのかなと思ってます。

野手

プラスの大きい選手は中村、荻野、マーティンです。その他レアードや藤岡も一定の貢献度は見せています。強みとなり切れていないのは捕手、一塁、遊撃、三塁、センター、DHなどでしょう。一塁、遊撃や三塁、捕手は次のセクションで詳しく解説します。

捕手は松川を補充しましたが、高卒ですし、いきなりは厳しいと思って前もそう書いたのですが、明らかに先日高校を卒業したばかりの選手のレベルには見えませんし、かなり完成度が高いので相当驚かされました。何試合でるかは分かりませんが、1年目から50試合くらい出ていてもあまり違和感はないです。ロッテの捕手は田村以外誰も1軍レベルではないですし、打力は申し分ない佐藤も肝心の捕手性能は疑問が残ります。それくらい大穴です。

ファーストも主にレアードが守りましたが、打力は申し分ないのですが、守備が悪すぎます。試合見ててあぁそれ捕れないのかとか全然守備位置から動かない姿を何度も見てきました。ファーストに本格的に挑戦したのは21年が初めてですし、腰痛持ちで年齢もあるので仕方ないのですが、絶対DHで良いと思ってます。DHだと打たない的な意見をたまに見ますが、21年は134打席に立って、.299/.366/.538でかなりプラスを出していました。確かに19年、20年はDHの成績が明らかに悪いですし、本人が守った方が打てると思ってるのかもしれませんが、ファースト守備は軽視しない方が良いです。

サードは今季は安田、池田、藤岡が中心となると思いますが、最近の池田の失速具合から考えてもいきなり一軍レベルのボールに適応できるとは思いませんし、安田、藤岡がサードを守って大きな打撃でのプラスを期待できるかというとかなり微妙です。

センター候補としては藤原、高部、岡、和田あたりでしょうが、どの選手がどの位置なのかよくわかってないです。高部は一軍クラスのボールにもやっと対応できてきた感じもするのですが、一軍ではなぜかほとんどセンターをやらないので良く分かりません。二軍では普通にやってるんですけどね。爆発力やスター性を踏まえると首脳陣的にもファン的にも本命は藤原なのでしょうが、練習試合、オープン戦含め長打がありません。和田や岡も通年計算できる選手だとは思ってないです。岡は185打席にしてはかなりWARが高かったのですが、じゃあ通年使ったらWAR4~5が期待できるのかと言われれば疑問符が付く選手です。和田も監督から体力面での指摘をされています。正直監督の中での序列が現状どうなのかと言われると明確な答えは良く分からないです。ただ、候補がこれだけいれば、最悪固定できなかったとしても大きくマイナスを作ることはあまりなさそうです。個人的には藤原か高部に掴んでほしいポジションです。

DHの候補は、山口、レアード、佐藤あたりになりそうですが、21年よりは計算できると勝手に思ってます。

オフでの補強は恐らくリリーフ枠でタイロンゲレーロを獲得しましたが、基本的にそれだけで、若手の上積みに期待した編成です。シーズン中に新たに獲得、トレードする可能性はあると思います。

ウィークポイントを埋めるには?

投手整理が進んでいるのは記した通りですし、問題なのは野手です。荻野に関しては年齢から考えるとかなり特異な成績曲線を描いていて、高年齢だから22年は計算できるか怪しいと議論するのはナンセンスだと思っていますし、今彼が計算できなくなったらどっちにしろ優勝できるわけないのであまり考慮しません。

マーティンにしても然りです。ここまで長打と出塁を計算出来て守備走塁も一流な選手は現状のロッテにいません。彼の離脱はチームの順位に直結すると思います。

  • 一塁

まずファーストに関して。まぁさっきも書きましたが、レアードはDHの方が良いです。DHで打力が同じならWAR2.0~3.0程度は期待できます。その場合のファースト筆頭候補は山口でしょう。ここまでオープン戦、練習試合すべて含めた成績は.250/.455/.500本塁打2本と素晴らしい成績です。(3/2まで)

これは個人的な意見なんですが、山口の打球はなんというか「え?それそんな伸びるの?」といった打球が多いです。このようなとんでもない打球軌道を描ける打者は成功できると勝手に思ってます。そして彼は肩を故障して投手を諦めた影響で外野を守るには肩が不安です。守れるポジションはやはりファーストが中心となると思います。ファーストUZRはイニングも少なく、参考値ですが、138イニングで1.4とまぁまぁです。それでも間違いなくレアードよりはプラスを出せるはずなので、22年は一塁山口、DHレアードで良いと思っています。もちろん山口がいきなり1年計算できるかどうかは分かりません。その場合でも一塁レアード、DH佐藤など様々な起用パターンは考えられるので、一塁、DHは計算できるようになると見込んでいます。

  • 三塁

サードは昨季の安田、藤岡の布陣に加えて池田が加入しましたが、池田が通用するまでは多少時間がかかると思っています。安田は2年連続でほとんどリプレイスメントレベルの成績ですが、彼のくすぶり具合などを見てると、急激な成長(WAR2.0以上)が見込めるとはあまり思えません。二軍で活躍していた選手でも一軍のボールはやはり違いますし、その適応で苦しむことは十分考えられると思います。その中でも打席を積み重ねればある程度課題の解決がし始めると思いますが、ここまで打席があっても苦しんでいる様子を見ると彼のストレート課題はまだまだ時間がかかりそうです。練習試合で本田仁海のストレートを引っ張りでホームランにしたり、変わった部分もあるのかもしれませんが、現状の成績はまだまだ厳しいです。

その中で個人的には佐藤都志也がサブ的にサードを守ることができればサードでプラスを十分出すことが可能だと考えています。21年ロッテの打者でwRAAでプラスを出した選手は、荻野、中村、マーティン、レアード、岡、佐藤、江村、和田のみです。江村と和田に関しては10打席と24打席で全く参考になりませんし、ロッテ打者で佐藤はかなり高い位置にいることが分かります。サードもそこまで簡単なポジションではないのですが、捕手よりは明らかに守備負担は小さいですし、捕手をやるセンスがあるなら十分可能だと思っています。サードなら彼の肩が無駄になることもないです。捕手の層が圧倒的に薄いチームですので、完全に捨てるのもどうかなと思いますが、オプションをつけた方が絶対良いと思ってます。代打や誰か離脱したときに使うような便利屋で終わるような打力の選手ではないです。

  • 遊撃

ショートは基本的に藤岡で良いと思ってます。パリーグのショートの打力は低いので藤岡の打力でも他球団に大きく劣ることはないはずです。(紅林の成長、山﨑や小深田の成績にも左右されますが)それに彼は10月を除けばかなり良い打撃成績でしたし、守備力も21年はかなり伸びました。ただ、21年のUZRを絶対視できるかどうかにはもちろん疑問があります。サンプルが600イニング程度と少し小さいですし、2018,2019,2020と今までショート守備はかなりマイナスだったことがそう考える原因です。

それでもWARでマイナスを作るほどではありません。安定して出塁率は.300を超え、OPSも通算.630です。昨季はかなり打撃のレベルが上がっていたのですが、10月に打率.130出塁率.189と大不振によってかなり打撃成績を下げてしまいましたが、それでも他球団のショートと比べてそこまで劣る成績というわけではありません。

対して、エチェバリアですが、彼のWARはかなりマイナスです。原因は全て打撃です。守備ではアクロバティックで華麗なプレーをしたり、彼しかアウトにできないなと思うような守備もたまにするのですが、エラーが多すぎるのでそこまで大きいマイナスでもないのですが、プラスでもありません。

個人的な感想で、根拠はないのですが、打席のアプローチや当たった時の打球などを見てると、.203/.222/.314の打者には見えないので、調整をじっくりできる今季は打撃成績が持ち直す可能性は十分考えられると思います。ただ、四球が取れなのはMLB時代から同じでMLB通算BB%は5%です。fangraphsによるとBB%の平均は8%だそうなので、やはり四球奪取能力は低いようです。今期は2.8%(パ平均8.8%)とさらに悪化していたので多少目の慣れの問題などがあったのかもしれません。MLB通算wOBAは.280とやはり打撃は悪かったのですが、MLBでダメだったからと言って、NPBでもダメとは限らないです。

ただ、やはり四球による出塁があまり期待できないため、一軍の平均的な出塁率(2021年はセパともに.315)まで到達するには打率が.280程度必要となると思います。それに加えて、守備は藤岡の方が失点を防いでいるというデータがある以上打撃で藤岡を超えるしかありません。それに必要なのは藤岡にはない長打力だと思います。レギュラーで使うならば、長打率.400程度が必要となります。これぐらいやってくれれば使う理由も大きいのですが、正直望みすぎだとは思ってます。もちろん、藤岡がダメな時にエチェバリアをサブ的に使うなどそういう起用法でやりくりしていくのは大賛成です。ただ、これぐらい打つか、守備の精度を上げない限りは優勝を狙うチームのレギュラー遊撃手としては物足りないです。

  • 捕手

捕手に関しては起用法でかなり議論の余地があると思います。本来田村が中心でサブ的に柿沼などで、佐藤は21年はじっくり2軍で捕手起用したかったのでしょうが、相次ぐ離脱で佐藤を無理矢理起用せざるをえない状況でした。佐藤の守備力がまだまだでかなり捕手事情で苦しんでいましたが、トレードで獲得した加藤を起用し始めてからは投手の防御率が見違えるように良くなった影響で、9月以降チームOPS.616でパリーグ最下位クラスでありながらもなんとか戦えました。守備も破綻するレベルではなかったため、打撃は正直1軍2軍含め最低クラスの選手ですが、21年のロッテには間違いなく必要なピースでしたでしょうし、まぁうまく使えたと思います。

彼の影響による投手力の改善もあったのかもしれませんが、その全てを彼の影響と考えるのには根拠が薄いですし、それを含めても許容できる打撃ではありませんし、彼を正捕手として打席も多く立たせ使っていくのは正直長期的には敗退行為だと思ってます。田村が通年計算出来れば良いのですが、近年は離脱が多く、143試合の出場は厳しいです。サブ的な捕手が一定程度スタメンマスクを被るのは避けられないと思います。その起用法が非常に難しいと思ってます。ファンの意見もかなり割れると思ってますし、実際SNS等を見る限り多種多様な意見があります。首脳陣もかなり悩んでいると思います。

開幕して成績を見ないと分からない部分も多分にありますが、今の段階でも佐藤、松川の今後の育成方針をどうしていくのかをかなり考え、ある程度かためておく必要があると思います。ここからも個人的な意見も言いますが、さっきから個人的な意見しかいってないので、いやそれはない、こうでしょみたいな意見もじゃんじゃん受け付けてます。まぁ数字に関しての反論を言われるとちょっと返しようがないのですが。

基本的に田村で良いと思ってますが、フル出場は期待しない方が良いと思います。そしてサブのスタメンは佐藤か松川のどちらかで良いと考えてます。田村5松川or佐藤5の割合のスタメンを自分は考えてます。松川は一軍で育てるならば、一定の間隔で試合に出す必要があると考えているため、週6試合のうちの3個が田村、3個が松川で良いと思ってます。捕手性能は試合に出ないと絶対にうまくならないと考えているので、実戦は多ければ多い方が良いです。長い間ベンチに放置しておくぐらいなら2軍で良いと思ってます。これは佐藤にしても松川にしても。

松川の話しかしませんでしたが、佐藤は正直難しいです。将来的にロッテが強くなるには松川が正捕手として高いWARを記録できるようになるのは必須だと思ってます。その構想の中で佐藤はサブでベンチを温めて、たまにしか打席に立たない程度の打力の選手ではないです。そうなった未来のロッテにおいてサブ捕手には田村が一番適任だと思ってます。現状は荻野、マーティンがいる外野もいつまでも彼らがいるわけではないですし、外野や先述したサードのオプションは必須だと思います。ただ、佐藤が完全に捕手を諦めてしまうのも層の問題的にどうなのかなとも思います。まともな捕手は正直現状田村しかいないと思ってますが、田村がいつまでもロッテにいるとは限りません。21年支配下になった植田も良く分からないです。ある程度首脳陣が見て一軍に供給できるレベルになったと判断して、怪我人を想定しての支配下だったのでしょうが、二軍の打撃成績を見るに打撃はおおよそ一軍レベルには到達していません。

佐藤が将来的なサブ捕手となってしまうのはかなりもったいないと思いますが、将来的な構想に正捕手佐藤は首脳陣は現段階ではあまり描いていないでしょうし、薄すぎる層の中で佐藤の捕手を完全に捨てるのも難しいです。ドラフトで大卒世代ナンバーワンクラスの捕手(どちらかというと守備型)を取ってその選手をサブとして据える構想なのでしょうか。僕のような素人が考えていることは首脳陣も考えているでしょうし、首脳陣が最も強いチームを作るための起用法、育成法をとってくれることを期待してます。

具体的に目指す数字は?

目指すのは得失点差112だと言いましたが、具体的にどの程度の成績がその水準を満たすのかが分かりませんよね。選手ごとの目指す主要成績を書いていってもいいのですが、時間がかかりすぎる上に根拠のない成績ですし、その成績がどのくらい得失点差に影響するのかが分かりません。そのため、WARがいくつを目指せばよいのかを基準にしようと思います。

もちろん、WARを高くするのが本来の目的ではなく、より多くの得点を奪い、より失点を少なくし、そのゲームに勝利するのが野球の目的です。WARの性質上、どんな選手でも公平に評価されるように設計されているので、チームの得点、失点に大きく関わるポイントで活躍した選手も、全く関係ないところで活躍した選手も区別せずに評価します。その選手の能力によってその状況が生み出されたわけではないからです。ですが、あくまで今回の話はこの程度のWARを記録できれば優勝できる水準に近いよねって話なのであんまりWARが完璧じゃないどうのこうのは言わないでください。

21年の成績をベースに各球団の戦力の整理をすると、21年のWARからは楽天、ソフトバンクが抜けていて、オリックス、ロッテと続く形になっています。ただ、WARは来年度の成績の予測に向いていません。fangraphsの「What is WAR good for?」という記事によれば、WARは勝利を「予測」する性質をもつのではなく「説明」するものであると結論付けています。

現状はWAR上は大きく戦力差がないとしても来季にどうなっているかはあまり当てにはなりません。ですので、下記のデータを使って得失点差が100を超えるチームの平均的なWARを計算すると、53.9となります。WARはほとんどのプレーを得点、失点の単位にして算出しているため、相関が強いの当たり前ですが、このように強い相関があるので、サンプルが少し小さいような気もしますが、十分妥当な数字だと思います。リーグ内のチームの実力が近ければもう少し必要なWARは下がるのでしょうが、その場合は必要な得失点差も下がるだけなので、目指す水準が53.9という数字は2022年のパリーグは拮抗しているから妥当じゃないなどの指摘はあまり意味がないと思ってます。その時はその時あるべき必要なWARを見込めば良いだけです。

2021年ロッテのチームWARは37.1でした。ここから53.9は厳しいと思うかもしれませんが、起用法、若手の上積み次第で必ずしも達成できない数字だとは思いません。

21年のロッテは先発にかなり足を引っ張られましたが、今季は圧倒的な内容を期待できる佐々木朗希が恐らく150イニング前後は投げれるはずです。その他大きくマイナスを計上していた二木や小島や本前なども二木が不振でも116イニングも投げてもらわなかった昨季と違い、先発の枚数自体は揃っています。僕は彼にも期待しているのですが、彼がダメな場合でも彼を使わなければいけない状況になる可能性は低いと思っています。そして本前に関しては内容が劇的に変わらない限りそもそも出番が減ると思ってます。小島も9月以降の内容は四球を格段に減らしたことでFIPも0.30点程度良化しました。そこまでマイナスを作らない水準までピッチング内容も変わりました。三振も減ったことはちょっと気になるというか不安要素なのですが。

既に書いたことの焼き直しになってしまうので詳しく書きませんが、野手も若手と起用法次第で十分昨季のWARからさらに積み重ねることが可能だと思っています。

楽観主義のように思えるかもしれませんが、優勝するために絶対に起きてはいけない事態を考慮してないだけです。例えば中村荻野が揃って不振など。でも、その可能性だって0なわけではありません。ただ、優勝を考えるなら考慮してられないこともあるってだけですし、優勝を狙うならこの水準は達成しないといけませんねというだけです。

もちろん首脳陣は”ある程度”この選手がダメだった時のプランを用意しなきゃなど不測の事態に備える必要があると思いますが。

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